Uncategorized

プラスチックスプーン・フォークの有料化?

2021年に環境大臣が自信満々にレジ袋有料化の第二弾として、プラスチックスプーン・フォーク等の有料化を示しニュースとなりました。確かに残念ながらそれらの多くはゴミとして処分されているのが現状なので、ゴミを減らす観点で国は捉えているのでしょう。

43年前に作られた宮崎駿監督の「未来少年コナン」、超磁力兵器により破壊された後の地球で悪に立ち向かう少年を描いたストーリーで、その第三話「はじめての仲間」の中で旧人類が残したゴミを採掘するシーンがあります。金属類はゴミでプラスチック類を資源として採掘し、それらは後に様々な物に生まれ変わります。合成食品にまで・・・これは拡大しすぎですが、再放送で見たのですが、わくわくしながらこのアニメを見た記憶が鮮明に残っており、未来少年コナンには脱炭素に向かうヒントがあると思うのです。

大多数のプラスチック類はリサイクルが可能です。1キログラムのプラスチックから1リットルの燃料を作ることが可能で、その場合、焼却する際に排出するCO2よりも80%削減することができます。実際にそのプラントを作っている企業もあり、その技術を導入している企業・国もあります。また持ち運び可能なコンパクトな機械を作っている企業もあり、その企業の社長は発展途上国にその機械を持ち込み、プラスチックを燃料化する活動をしています。

以前は多くの物が自然素材で作られていましたが、大量生産・大量消費という時代の流れで石油製品に置き換わり、役目を終えた多くのプラスチックはゴミとして処分され、時には先進国から発展途上国に資源ゴミとして輸出されてきました。コスト的にも石油から抽出されるナフサからプラスチック類を作る方が安いし簡単なのは分かりますが、気候危機が叫ばれている今、リサイクル率100%は無理にしても少しでも近づける行動を取るべきです。今リビングのテーブルで作業をしていますが、見渡せる範囲でもプラスチック類が溢れています。家の中だけでも何百キロあるか判りません。法律に定められてリサイクルされるプラスチック類もありますが、多くの焼却処分・埋め立て処分されるプラスチックを資源として活用できる社会を作りたいものです。それが求められる時代なのです。

国にはプラスチックゴミを減らすという考えから、プラスチックは再生可能な優秀な資源と考えを改めて欲しい。私は専門家ではなくネットからの知識しかありませんが、プラスチック類を再生して原料になるナフサを作る事はできないでしょうか? 燃料に変える事は出来るので可能なのでは?誰か詳しい方がいたら教えてください。

現在の技術ではナフサにすることが不可能なら、焼却・埋め立て処分されるプラスチック類を樹脂化したブロックにしてから埋め立てる。再生可能エネルギーを使って樹脂化できればCO2排出もゼロ、地下に保存されていれば未来の人類が利用技術を開発し資源として有効活用できるかもしれません。

特定のプラスチック類だけ資源と捉えるのではなく、全てのプラスチックを人類の資源と考え廃棄・焼却されない社会をつくるため、自治体単位の努力では時間もコストもかかります。日本政府がプラスチックのリサイクル率90%以上を目指すガイドラインを作って頂きたい。そのリサイクルシステムが構築できれば、そのシステムは海外に輸出でき、環境後進国へと成り下がった日本が、環境先進国へ返り咲くきっかけになると思うのです。

団体立上げの仲間・協力者を募集しています。地球温暖化に関心の高い方、危惧されている方、何か活動したいと考えている方、ぜひご協力ください。

団体立上げの仲間・協力者募集

 

-Uncategorized

© 2025 NGO 地球サピエンス連合