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フードロス削減「SDGs」

今週COP26がイギリス・グラスゴーで開催されているため、テレビでも SDGs(2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す17の国際目標)が特集されたりしています。その特番の中でケニアのライオンの保護活動をする団体「チーム・ライオネス」が紹介されていました。ケニアではライオンが急速に減少しており、現在の個体数は約2000で毎年100頭づつ減っています。「え~大変!」これはゲストの言葉です。以後ゲストの声を交えて書きます。

チーム・ライオネスはサバンナに仕掛けられている密猟用の罠の回収をしており、罠にかかって死に絶えたライオンの写真が紹介されると、「ひどい!」「だめだろう!」「可哀そう!」ライオンが減るとサバンナの生態系が崩れ、ライオンが捕食していたシマウマが増え⇒シマウマにより草原が食い尽くされ⇒小動物や昆虫類の環境が崩れ⇒サバンナ全体が荒廃する。

テレビの番組で肉食動物が草食動物を捕食するシーンを見ると、多くの人は「可哀そう!」と思うでしょう。アマゾンの部族が野生動物を丸焼きにするのを見て「残酷!」と思うかもしれません。道路で車にひかれた動物を目にするとどのような気持ちになるでしょう。しかし不思議なことに、家の冷蔵庫の中には「鶏肉・豚肉・牛肉」のいずれかは入っているはずです。もしくは毎日なにかの肉を食べているはずです。人類は家畜として毎日何億もの命を奪い、その恩恵を受けているのです。アマゾンの部族は野生動物を無駄にすることは絶対にありませんが、先進・後進国では1/3がフードロスとして廃棄されています。私は地はパックに入ったり加工済みの製品しか目にしませんが、畜産業者から市場に供給される間にある「屠殺場」、そこでは私たちが知らない過酷な労働と差別を受けて働く人がいます。その人たちのお陰で私たちは食肉の恩恵を受けているのです。街には「焼肉・しゃぶしゃぶ・すき焼き」の食べ放題の店が溢れ、フードロスで多くの食肉が日々廃棄されています。先進・新興国の多くは直接捕食することはありませんが、間接的に多くの命を奪い、しかも無駄にしている現状を考えると、ライオンがヌーを捕食するよりも人間は残酷かもしれません。

開発途上国(約100ヵ国)後開発途上国(47ヵ国)での食糧不足を考えたら、すべてのフードロスを無くすべきですが、命の犠牲により食している肉類は、感謝の気持ちを持たなければなりません。フードロスなど絶対にしてはいけないのです。無駄に多く食するのも考えるべきではないでしょうか?

ここに「屠殺場」の動画を入れようかと考えましたが、あまりにも衝撃的なため控えました。勇気がある方は自己責任でこちらからリンクしてください。

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