温暖化・気候危機

日本で報道されないCOP27

COP27シャルムエルシェイク(エジプト)も会期後半に入り残り5日となりました。毎度の事ながら今回も交渉が難航しています。今回問題に感じているのは、岸田総理が参加しなかった事もですが、COP25・2と大きく違う点があります。それはCOPに関する報道が日本であまりに少なすぎる点で、COP会期中にASEAN首脳会議(カンボジア)G20(インドネシア)APEC首脳会議(タイ)が開催されるため、COP27が蔑ろにされているように見えてしまいます。年に唯一地球温暖化がクローズアップされるCOP期間中にこれほど報道されないとは、今年の各局の報道には憤りを感じます。

ウクライナ戦争ではウクライナ・ロシア両国に多くの犠牲者が出ていますが、地球温暖化では2100年までに数億人が犠牲になるかもしれません。ウクライナ戦争は人類にとって喫緊の課題なのですが、地球温暖化もウクライナ戦争と同等以上に報道しなければならないはずです。

ウクライナのゼネンスキー大統領は「地球の平和なくして有効な温暖化対策はない」とビデオメッセージを送りましたが、コロナで気候危機対策が停滞、ウクライナ戦争で更に大きなダメージを受け、混沌とした今の世界情勢では気候危機対策を加速させるのは困難と言わざるおえません。もしも台湾有事が現実のものになったら、2020年代は気候危機対策の空白期になってしまいます。そのような事にならないよう祈ります。

 

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