前投稿「EV車でなくてもCO2は減らせる!」の企画書を作りました。この企画書をベースにして団体や企業に提案し、協力を仰ぐことができればと考えています。
【地球温暖化防止を目的とした環境団体の設立について】
人類は、カーボンニュートラルという壮大な目標を立て、2050年の実現を目指していますが、現状では99%困難と言わざるを得ません。私は数年前から環境団体の設立を目指して活動しておりますが、自動車から排出されるCO2の削減に特化した環境団体の設立を考えております。これはEV車の間接的CO2排出を含めた、すべての自動車を対象とした活動で、この活動の輪が地球全体に波及すれば、自動車全体から排出されるCO2(間接的排出も含む)を大幅に削減できると考えています。
【活動目的】
EV車の普及は重要だと考えておりますが、EV車に乗るだけで環境に配慮していると言えるでしょうか? 内燃機関の自動車に比べると、生産時に排出される間接的CO2は多く、走行時のCO2排出はありませんが、充電による間接的CO2排出はあるため、EV車だからこそ、急発進、急加速、高速運転を避けるべきと私は考えています。EV車は加速性能が高いため、急加速や高速走行を繰り返していると、消費電力が増えてしまい、フル充電時の走行継続距離が大幅に下回ることになります。
そもそも今のEV車は高額で、一般庶民には手が届きにくいと言えます。地球全体の車は約15億台ですが、その車を100%EV車にするのは不可能なため、その人の経済力、使用方法(年間走行距離)に合わせて、EV車、ハイブリット車、ガソリン車(普通自動車or軽自動車)、クリーンディーゼル車、さらにカーシェアリング、ライドシェアの利用を選択するべきと考えています。
20年ほど前から急速に普及したアイドリングストップ車、これは燃費向上と排ガスの抑制が目的でしたが、その効果が疑問視され姿を消しつつあります。排出されるCO2は走行時が圧倒的に多く、エンジンンの回転数が上がる①加速時と②高速走行時に多くのCO2が排出されます。この2つを避けることができれば、自動車から排出されるCO2を、世界全体で20%以上は十分に削減できると考えています。
【活動内容】
私は国産のハイブリット車に乗っており、低・中速時はモーターで駆動するタイプですが、運転方法によって、その燃費は1リッターあたり16km/L~28km/Lと大きな差が出ます。28km/Lの燃費を実現するには、急加速を避けた低速運転が求められますが、リッターあたり28km/Lの低燃費走行は16km/Lの燃費走行に対して、約75%のCO2排出を削減したことになります。
私は燃費向上によるCO2削減と経済的メリットのため、急加速を避け法定速度を守る運転を心がけていますが、あおり運転や追い越しをされるケースがあり、後ろに車が近づいてくると、少しスピードを上げて法定速度を超えるべきか?と悩むケースがあります。同じような経験をされている方は多いと思いますが、CO2排出を少なくするためにも、安心して法定速度で走行できる社会が必要です。
そこで団体を設立し、下のようなステッカーを普及させ、急加速を避け法定速度が守られる交通社会を作ろうと考えているのです。このステッカーは仮のデザインで、キャッチコピーやデザインは団体設立後に考える予定です。このステッカーを普及させる手段が重要になりますが、その方法については、後の活動スケジュールで説明させていただきます。
自動車全体の10~20%に、このステッカーを普及させることができれば、急加速を避け法定速度が守られる交通社会を実現することができます。下の図は20%の青の法定速度維持車両にブロックされ、全体が法定速度で守られるイメージです。片側一車線の道路であれば、5%程度の普及でも法定速度が守られると考えています。
目的が2050年のカーボンニュートラルのためと、明確に意思表示したステッカーを貼った車が増えれば、その車に対してあおり運転や追い越し運転をする人は少なくなるはずです。そのステッカーが貼られた車両を見ると諦める気持ちになり、いつしか自分も低燃費走行を心がけるようになるかもしれません。法定速度を守る運転が逆にかっこよく思われる社会になれば、それだけで車両から排出されるCO2は大きく削減できるでしょう
【活動によるメリット】
私のように環境を意識して運転している方もいますが、安全運転のために法定速度を厳守している方もいます。後者が圧倒的に多いと思うのですが、特に軽自動車や1000ccクラスの車で法定速度を守って運転していると、大型の普通乗用車やトラックから、あおり運転に近い行為をされるケースが多くあり、車両が大きいとか、高級車だからという理由で、小さい車両を見下すドライバーが多いのです。そのようなあおり運転行為を防止する観点からも、このステッカーの普及は有効で、後ろの車に法定速度を守る理由を知らしめるのが重要だと考えています。
急加速を避け法定速度を守る運転は、交通社会全体の事故発生件数を大幅に下げる効果が期待できます。何より重要と考えているのは、私自身が経験したことですが、心に余裕が生まれます。恥ずかしい話になりますが、数年前までの私は、急加速はしないものの、法定速度から+10~20kmオーバーの運転をしていました。早いスピードで運転していると焦る気持ちが生まれ、法定速度を守っている車に対して苛立ちを感じていました。しかし、法定速度を守る現在は、運転をして苛立つことがなく、譲り合いの精神が強くなり、譲るのが当たり前で、その譲り合いの行為が快感になるほど、運転中の精神状態が変わりました。この事を多くのドライバーに体験してもらいたいのです。
地球全体でEV車の普及は急務ですが、現在のEV車は高級志向でハイパワー!収益重視で、いま必要とされているEV車とは方向性が違うのではと疑問に感じています。急加速を避け法定速度が守られる交通社会が実現できれば、まずハイパワーである必要がなくなり、私の個人的な願いなのですが、各自動車メーカーが、地球を救うための共通車両の開発に着手して欲しいのです。生産時に排出される間接的CO2を減らすため、最低でも20年or 500,000kmは走行できる車両です。このような車両で、どのように自動車メーカーが収益を上げるのか?という疑問があると思いますが、その対策には考えがあります。ただ、ここで詳細を説明すると長くなるため、省略しますが、そのような地球を救うための専用車両を開発することができれば、2050年のカーボンニュートラルを諦めないですむかもしれません。
石油の輸入に頼っている日本の場合、輸入される石油のうち51%がガソリン・軽油に利用されています。急加速を避け法定速度が守られる交通社会が実現できれば、10%に値するガソリン・軽油を減らすことができ、国が備蓄する石油の量を減らすこともできます。コロナ以降のガソリン高騰で国は補助金を出しましたが、それらの補助金も少なくできるなど、国の財政負担を軽減させる役割にも繋がります。
私の見解にはなりますが、日本で個人レベルにまで脱炭素の考えが浸透しているのか?と考えると、他人事、国が行う事と考えている方が多いように思えます。ステッカーの普及は個人レベルにまで脱炭素の意識を浸透させるアイテムになり、国民の意識が高まれば、政府も更なる脱炭素に積極的に取り組む起爆剤になると思うのです。
【活動スケジュール】
団体設立に必要な資金に関しては、クラウドファンディングも利用しいと考えていますが、メインは企業からの寄付金に頼らざるを得ません。大手の企業を中心に、団体設立の目的を丁寧に説明し、寄付を募ろうと考えています。大手企業のCMを見ると、セブン&アイ・ホールディングスを筆頭に、環境活動を意識した内容の企業イメージCMが目につきます。環境団体のボランティアという立場で「御社に地球温暖化の対策の協力提案していただきたい!」という内容で提案すれば、企業イメージを重視する大手ほど無下に扱わないと思うのです。製品を売り込むのとは違い、「地球温暖化の提案!」という言葉は、水戸黄門の印籠のような役割を果たすと考えています。
団体設立とステッカーを作るための資金を集めることができたら、本格的なステッカーの普及活動になりますが、ステッカーは500円~1000円で販売を考えております。各自動車メーカー、政府、環境団体の協力が不可欠ですが、大手企業に会社全体で活動に協力してもらい、まずはステッカーを社用車に、任意にはなりますが社員の自家用車への普及も促進してもらい、この活動をベースにしてステッカーの認識が広まれば、次のステップに移行します。
次の一般向けステッカー販売は、カーショップやホームセンターを中心に行いますが、その企業にもボランティアの視点で参加していただく提案をします。ステッカーの価格が500円の場合は、企業に500円で購入してもらい、利益なしの500円で販売してもらいます。これが理想だと考えています。環境意識の高い企業であれば参加していただけると思いますし、このステッカーが環境意識のあるなしを、判断する基準となる存在になればと考えています。
私が普及するうえで一番重要と考えているのが警察との連携です。急加速を避け法定速度を守る活動は、交通事故を減らすことに直接結びつくからです。各警察署で販売もして頂きたいのですが、警察の全車両(パトカー)にステッカーを貼ってもらえれば、ステッカーの認知度は高まり、ステッカーが持つ力が飛躍的に高まると思うのです。それは、あおり運転の抑止にも繋がるはずです。また運転免許更新時の講習で団体とステッカーを紹介・販売してもらえれば、購入する人は少なくても、少なくとも5年で、日本の全免許取得者にステッカーの意味を知らしめることができ、普及させる最大の力になると考えており、同様に都道府県・各市町村の自治体との連携も進めます。
ある一定額の大口スポンサー制度を考えています。あくまで寄付金になりますが、下のイラストのような専用ユニホームを作り、来年の4月から1年契約で導入できればと考えています。団体の職員数が多くなければ企業としてもメリットがありませんが、この活動が認知され広がれば職員数も増え、マスコミに取り上げられる機会も多くなると思います。
この活動は日本だけでは意味がないため、日本で活動が軌道に乗ったら、NGOとして地球全体での活動へと展開します。まずは、一緒に活動している私の妻が、韓国出身であるため韓国で団体を作り、その他の国に関しては、各国大使館を回り、その趣旨を伝え、母国の環境団体と提携依頼を頼もうと考えています。世界での活動を早めるには、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリが中心になって設立された、FFF(Friday For Future)のような既存の団体に協力を依頼するのがベストだと思うので、団体が設立できたら、温暖化の活動をしているNGO・NPO団体を中心に、協力依頼を進めていきたいと考えております。
COP21で締結されたパリ協定、2100年に産業革命以前の平均気温よりも、+1.5℃以内に抑えるというものですが、現状では1.5℃以上になるのは確実で、私はいかに+1.5℃以上の上昇を低く抑えるかを考える段階に来ているのです。
温暖化の活動は1日も早く行動する必要があるため、この一連の活動(資金集め→団体設立→普及活動)を6ケ月以内に達成したいと考えています。小説、ジェーン・ウェブスターの「あしながおじさん」のような、環境活動に関心の高い企業の支援が必要になりますが、そのような企業と出会えるよう、多くの企業に働きかけていく考えです。
【活動の予算】
当初は10名ほどのスタッフで運営したいと考えており、1年間の人件費が300万円×10人=3000万円、ステッカーや販促品を作る費用、事務所経費など、活動資金は十分にあったほうが安心ですが、団体が設立後もステッカー普及(販売)と寄付金集めを同時に進めるので、当面の資金としては1000万円を集めることを目標にします。
捕らぬ狸の皮算用になりますが、警察や自治体との連携を考えており、全面協力してもらえれば、万単位のステッカーの受注が考えられ、そのような状況になれば銀行からの融資も可能になると考えています。
【その他の活動】
団体を設立し軌道に乗せることができたら、次のステップに入りたいと考えています。それは私が以前から考えている温暖化対策に関連するもので、活動の初期段階ではハードルが高すぎる内容です。この詳細は、私が管理するサイトhttps://sapiens-z.com/で詳しく紹介しており、そちらを参考にして頂ければ幸いです。ここでは代表的なものを簡単に紹介します。
【地球統一通貨】
話が大きいのですが、1999年1月1日に欧州で導入されたユーロ(€)のように、未来の地球に於いて地球上の通貨は必ず統一される日が来ます。それが50年先か100年先か分かりませんが、その地球統一通貨の力を利用して、カーボンニュートラルを実現させようという考えです。人類はお金に翻弄されているため、その性質を活かして地球統一通貨を有効利用すれば、地球温暖化、核廃絶、戦争、中東問題、国を持たない最大民族のクルド人にさえ、国を持たす事ができるかもしれません。日本で考えれば拉致問題の解決です。詳しくは⇒https://sapiens-z.com/unified-currency/
【プラタナスの森計画】
世界の四大街路樹の一つであるプラタナス、日本でも以前は多くの場所で目にすることができました。このプラタナスを復活させて、ヒートアイランド対策にする考えです。その一部を紹介させていただくと、コンビニエンスストアの駐車場に、一定数のプラタナスを植樹するもので、プラタナスが成長すると、コンビニの利用者もお店もプラタナスの恩恵を受けられるという活動です。詳しくは⇒https://sapiens-z.com/202306-3/
【バック・トゥ・ザ・フューチャーPART4】
環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが現れ、地球温暖化は世界的なムーブメントになりました。しかし、COVID19、ウクライナ戦争、ガザ紛争などで、地球全体が混沌とし、いつしか地球温暖化のムーブメントは低迷してしまいました。地球温暖化のムーブメントを復活させるためのアイテムが必要だと考え、方法の1つとして「バックトゥザフューチャーPART4」を考えました。バックトゥザフューチャーはPART3で完結しておりますが、100年後の2085年に行く設定で、私が地球温暖化を絡めた内容で書いてみたところ、それなりに面白いストーリーを書くことができました。そのストーリーはサイトで紹介しております。ChatGPTの回答によると、監督のロバートゼメキス氏は「私が生きているうちにPART4の作成はない」と述べていますが、地球温暖化のため、温暖化を絡めたストーリーでと懇願すれば、もしかしたらPART4を作ってもらえるかもしれません。私が考えたバックトゥザフューチャーPART4のストーリーをベースにして、リメークした日本版のドラマ用の原案も作ってあるため、テレビ局や制作会社への提案も考えております。詳しくは⇒https://sapiens-z.com/backtothefuturepart4/
【生成AIでジョン・レノンを復活】
私はジョン・レノンの代表曲「イマジン」を聴くたびに、人類「ホモ・サピエンス」がいかに愚かな哺乳類なのかと考えてしまいます。国連、特に安保理では、24時間イマジンを流しておくべきです。反戦を訴え続けたジョンですが、もしジョンが生きていたら、一向に進まない地球温暖化対策を嘆き、イマジンのように曲で表現したのでは?とつい考えてしまいます。
5年前にAIで復活した美空ひばりが話題になり、昨年はビートルズの最後の新曲が発売されました。オノ・ヨーコさん(91歳)が健在なうちに、ポールマッカートニー氏(82歳)にもう一度骨を折ってもらい、ジョン・レノンの地球温暖化をテーマにした新曲を、生成AIで作ってもらいたいのです。バックトゥザフューチャーPART4と同様に、これらは地球温暖化のムーブメントを復活させる、起爆剤になると考えています。
その他の活動の一部を紹介させて頂きましたが、いずれも個人レベルでは動けない活動であるため、団体を設立することにより、積極的に活動できると考えています。