これは私が常々感じていることですが、マスメディア(特にテレビ)には温暖化に関する報道に積極的になって欲しい。COP26開催期間中は各局が報道しましたが、11月13日に閉幕した途端に温暖化に関する報道はなくなりました。国際的な会議で気候変動が取り上げられたり、グレタ トゥーンベリさんが発言/行動する以外は殆どありません。今年はIPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)によって、初めて温暖化が人為的な原因と認められ、真鍋さんがノーベル賞を受賞した年で、気候危機の気運を高める絶好な機会なのに残念です。
マスメディアの意味は「不特定多数の人々に対して、大量の情報が伝達される」です。Z世代のテレビ離れはありますが、その影響力は計り知れません。ドイツの総選挙ではクリーンエネルギーが主要争点でしたが、日本では争点の一部に過ぎませんでした。国民の意識がクリーンエネルギーに傾けば、次の参議院選挙では主要争点にできるかもしれません。温暖化の状況や各国の取り組みなど、わずかな時間でも日々報道されれば、国民の意識は高まり、脱炭素への気運が高まると思うのです。
最近の企業イメージCMは脱炭素をアピールするものが多いため、気候変動の特番を企画しても、スポンサーは十分に得られると思います。昼間の各局の情報番組・夕方からのニュースなどに、1・2分でも枠を作ってもらえれば、気候変動の意識は変わってくると思います。その意識が国政へも反映されるよう、各マスメディアに努力してもらいたい。
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