枠組み条約第26回締約国会議(COP26)は13日、世界の気温上昇について「1.5度に抑えるための努力を追求すると決意する」とした成果文書を採択して閉幕しました。焦点だった石炭火力の扱いについては、議長国の英国は「石炭火力の段階的廃止」との表現で合意を目指していましたが、会議の最終盤にインドが反対し、「段階的に減らす」との表現に弱まる形での合意となりました。
予想通りとも言えますが、依然として先進国・新興国・開発途上国間の溝が埋まらず、「これまで先進国が多くのCO2を排出した?」の主張を繰り返し、ならば支援を! 先進国が支援の約束を履行しないのも悪いのですが、結局はお金・お金・お金になる訳です。
どこかで書きましたが、先進国の科学技術の発展がベースとなって、その結果、今の新興国・開発途上国の発展があり、先に先進国が排出したCO2にも間接的に関与していると言えるのに、それで責任を取って支援しろ?では道理にかなっていません。
日本が太平洋戦争を引き起こし、ドイツが1945年5月7日に降伏、日本軍が戦況を見極めて早く降伏していれば、広島・長崎の原爆投下は防げました。日本に投下されなければ、後の朝鮮戦争・ベトナム戦争で使用されたと思いますが(悲しい)、当時の日本軍は原爆投下を予想できませんでした。今、原爆⇒地球温暖化は科学的に証明され、2100年には大変な事態になると判っているのに、責任のなすりつけで進展しないのですから、太平洋戦争当時の日本軍よりも酷い判断ミスを国連加盟国はしているのです。2100年にCOP105が開催されない事を祈るばかりです。
再三に渡り、このサイトでは言っていますが、お金・お金・お金が足りないのです。地球統一通貨が実現できないでしょうか?
COP26の閉幕に関連して悲しいニュースが入りました。開催されてるグラスゴーで「スポーツタイプ多目的車(SUV)などの大型ガソリン車のタイヤの空気が抜かれる嫌がらせが多発している。ガソリン車の二酸化炭素(CO2)排出への抗議の一環で環境活動家らが実施しており、地元当局がパトロールを強化している。英メディアが13日までに伝えた。」共同通信より引用
何と愚かなことを? と悲しくなります。事は小さくてもテロリストと変わらない、関わった環境活動家は反省して出頭すべきで、出頭できないなら環境活動はしないで欲しい。
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