日曜劇場「日本沈没」が最終話を迎え、驚きの視聴率16.6%の高視聴率で幕を閉じました。平均視聴率が15%前後なので成功と言えるのでしょうが、個人的には中途半端な内容で残念でした。
中途半端とは、小松左京の日本沈没をメインにして気候変動をプラスしたのか? 気候変動をメインに日本沈没を利用したのか? です。間違いなく前者だと思うのですが、第1話でCOMSというクリーンエネルギー資源の採掘が原因で関東沈没が始まり・・・その後、第8話までは殆ど温暖化の話はなく、最終回の前編で、いきなり「ルビー感染症」が出て変異?永久凍土の融解が原因で感染症が世界に広がり、後編のラストの田所博士と天海の会話で、天海は「温暖化の被災国の1人として、地球の危機を世界に訴えなければならない」と話し、日本沈没は温暖化とは関係ないのでは? 田所博士は「止められるのは今しかない、それが出来なければ、間違いなく地球は終わる」地球物理学者が気象学者のように力説します。脚本があまりにも雑な印象を受けました。最終回でルビー感染症や温暖化の話を入れるべきではなかったと思います。
あくまで個人的な見解ですが、近い将来、地球温暖化をメインにした日曜劇場が放送される事を願います。温暖化に関心の高いバックパッカーが、世界の温暖化の影響や対策を目にし、帰国後に団体を作り、国連に挑み脱炭素社会を実現するような内容とか、グレタさんをベースにした内容とか、国民の意識が温暖化に向かう内容のドラマが必要です。TBS関係者の方、是非、よろしくお願いします。
追加で・・・描写も酷かった。入間基地から自衛隊の輸送機で飛び立つシーンは時速100km~200kmで台地が崩壊するのに、日本全体を見た衛星画像では極超音速機を遥かに超えるマッハ10以上100?くらいのスピードで日本列島が崩壊します。製作スタッフは違和感を感じなかったのでしょうか?
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